自由診療
新型コロナワクチン接種(定期・自費)|2026/27 XFG株対応
COVID-19 Vaccination
新型コロナワクチン接種(定期・自費)|2026/27 XFG株対応
三田国際ビルクリニックでは、12歳以上を対象にファイザー社製の新型コロナウイルスワクチン(2026/27シーズン・オミクロン株XFG対応「コミナティ」)の接種を行なっています(定期接種:2026年10月1日より、自費接種:2026年9月17日より)。港区にお住まいの方の定期接種(公費)はもちろん、港区外・23区外の方や勤務先が近い方の自費接種も受け付けています。
2026年10月現在、国内では5社(ファイザー、モデルナ、第一三共、Meiji Seikaファルマ、武田薬品工業)から2026/27シーズン対応の新型コロナウイルスワクチンが供給される予定です。三田国際ビルクリニックでは、国内で3億回を超える接種実績があり、実臨床のエビデンス(リアルワールドエビデンス)が最も豊富なファイザー社製のワクチンを採用しています。

ファイザー社のワクチンは1名分ずつ個包装のプレフィルドシリンジ製剤で、製剤の劣化や取り違え、期限切れ接種といった事故防止策が講じられています。2026/27シーズンの製剤は、WHOおよび厚生労働省の審議会(2026年5月26日)が推奨する抗原組成に基づき、オミクロン株JN.1系統から派生したXFG株(通称「ストラタス」)に対応したもので、2026年8月17日に製造販売承認を取得しました。非臨床試験では、XFG株に加え、国内で流行しているニンバス株(NB.1.8.1株)や他の流行株に対しても、昨年度のLP.8.1対応製剤と同等以上の免疫応答を示すことが報告されています。


以下をご参照の上、ご希望される方はお電話かオンラインにてご予約をお取り下さい。
(NEW 2026年9月10日更新)
【令和8年度 定期接種(公費)のご案内】
令和8年度(2026年度)の公費による新型コロナウイルスワクチン定期接種は、令和8年10月1日(木)から令和9年3月31日(水)までです。接種期間中に1回まで公費で接種できます。
※上記期間以外での接種、および期間中2回目以降の接種は、全額自己負担となりますのでご注意ください。
https://www.city.minato.tokyo.jp/wakuchintan/corona_wakuchin/wakuchin1.html
対象者
23区発行の令和8年度の予防接種予診票(港区は茶色で「令和8年度」の透かし文字入り)を持参した方
・65歳以上の高齢者(令和8年度は昭和37年4月1日までに生まれた方)
・60歳以上65歳未満で、心臓、腎臓、呼吸器の機能又はヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障がい(身体障がい者手帳1級)のある方
※港区では9月下旬から対象者に予診票が個別発送されます(誕生月により10〜12月末の発送となる方もいます)。届かない場合や紛失した場合は、港区予防接種予診票コールセンター(03-6400-0094)へお問い合わせください。
自己負担額
・公費対象の港区民:無料
・公費対象で自己負担ありの他区民:2,500円
※他区民の方でも「免除」や「無料」等の表示がある予診票を持参した方は、全額公費負担となり無料です(72歳以上、75歳以上などは無料としている区もあります)。
新型コロナウイルスワクチンの概要・予約方法は?
| 種類 | 新型コロナウイルスワクチン【ファイザー社】(コミナティ筋注シリンジ 12歳以上用・2026/27シーズン オミクロン株XFG対応) |
|---|---|
| 対象 | 公費接種:23区発行の予防接種予診票を持参した方 自費接種:12歳以上で前回接種から3ヶ月以上が経過している方 |
| 接種日時 | 平日 8:30~17:30、土曜 8:30~12:30 |
| 所要時間 | 30分程度 |
| 持ち物 |
|
| 費用 | 公費接種:港区民無料、自己負担ありの他区民:2,500円 自費接種 16,000円(税別) |
| 予約方法 | お電話、WEB ※空きがあれば当日でもご案内可能ですが、事前予約制です。 |
| 注意点 | 公費接種の対象者は、23区発行の予防接種予診票(ふちの色が茶色)を持参ください。 |
新型コロナウイルスワクチンの注意事項
接種当日は、次の書類を忘れずに持参して下さい。
- 23区発行の予防接種予診票(ふちの色が茶色) ※無料接種の対象者のみ
- 本人確認書類
- 本人確認書類は医療行為が必要になった場合に備え、マイナ保険証(マイナンバーカード)または資格確認書が便利です。
- 当日は肩の出しやすい服装で来場して下さい。腕の上部に接種を行います。
以下に該当する方はワクチンを接種することができません。
- 37.5度以上の熱がある方
- 重い急性疾患にかかっている方
- ワクチンの成分に対し、アナフィラキシーなど重度の過敏症の既往歴のある方
新型コロナウイルスワクチンの詳細は?
【新型コロナウイルスのmRNAワクチンについて】
ファイザー/BioNTech社およびモデルナ社が開発したワクチンはmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンという技術を用いたワクチンです。mRNAワクチンの技術はこれまで癌やHIV領域などで臨床試験が行われてきましたが、人に実用化されたのは新型コロナウイルスワクチンが初めてで、2020年12月の実用化から6年近くにわたり、日本国内だけでも3億回を超える接種実績が積み重ねられています。2023年には、この技術の基礎を築いた研究者にノーベル生理学・医学賞が授与されました。
mRNAは人の体内でタンパク質を生成するための設計図です。mRNAワクチンを接種すると、mRNAが注射部位近くの細胞に取り込まれ、それを設計図にして新型コロナウイルスの「スパイク蛋白」というタンパク質が作られます。スパイク蛋白とは新型コロナウイルスが人間に感染するために重要な役割を果たすタンパク質で、スパイク蛋白に対する免疫が誘導されることで、新型コロナウイルスが人の細胞に入れなくなるため防御効果が期待されます。ワクチンによって体の中でスパイク蛋白が合成されますが、ウイルスの全ての部分が合成されたり、生きたウイルスが体に入るわけではないので、ワクチン接種によって新型コロナウイルスに感染することはありません。また、mRNAワクチンを接種することで、接種された人の遺伝情報に影響がおよぶことはありません。
これまでの不活化ワクチンでは、抗原となるタンパク質そのものを接種しますが、mRNAワクチンはタンパクの設計図を接種するものです。この新しい技術によってワクチンの開発期間を短縮することが出来ました。開発までの期間が短いといっても、臨床治験を含め、従来ワクチンが認可されるまでに必要な全てのプロセスを経ています。
さらに、2023年12月からは国産(第一三共社)のmRNAワクチン、2024年10月からは国内で製造される自己増幅型(レプリコン)mRNAワクチン(Meiji Seikaファルマ社)、およびアジュバントを添加した組換えタンパクワクチン(武田薬品工業社)も利用可能となり、2026/27シーズンは5社の製剤が定期接種に用いられる予定です。モデルナ社は2026/27シーズンから、スパイク蛋白のうち免疫に重要なN末端領域(NTD)と受容体結合領域(RBD)のみをコードする次世代型mRNAワクチン「エムネクスパイク」を供給します。いずれも今年度のWHO推奨に沿ったXFG株またはNB.1.8.1株を抗原としています。
【効果について】
新型コロナワクチンには、発症を抑える効果と、感染した場合の重症化(入院・死亡)を防ぐ効果があります。現在の定期接種で重視されているのは後者の重症化予防効果です。なお「有効率60%」とは「接種した人の60%に効く」という意味ではなく、「接種しなかった場合と比べて発症や入院のリスクが60%減る(10人入院するところが4人になる)」という意味です。
オミクロン株の出現以降は、ワクチン株と流行株のずれや免疫の減衰により発症予防効果は接種後数か月で低下しますが、重症化(入院・死亡)予防効果は比較的長く維持されることが分かっています。最新のリアルワールドデータでは、2025/26シーズンのLP.8.1対応コミナティは、デンマークの65歳以上において入院を60.6%、死亡を70.1%減らし(Hansen CH, et al. Lancet Infect Dis 2026)、国内の多施設共同研究(長崎大学 VERSUS研究)でも、JN.1対応ワクチンは60歳以上の入院を61.8%減らし(Maeda H, et al. Vaccine 2026)、その効果は翌年夏まで(入院予防効果72.1%)持続していました。英国では高齢者で1年以上の入院予防効果が示されており、定期接種が年1回とされる根拠となっています。また、追加接種は罹患後症状(いわゆる後遺症)の頻度を約23%減らすというメタ解析もあります(Green R, et al. Nat Commun 2025)。
【副反応について】
最も頻度が高い副反応は注射した部位の痛みで、多くの方(6〜8割)にみられ、特に接種後12〜24時間は痛みが強いとされています。頭痛や倦怠感、発熱などの全身性の副反応もみられますが、これらは一般に数日以内に消失し、解熱鎮痛薬にも反応します。最新の2025/26シーズンLP.8.1対応コミナティを接種した65歳以上を対象とした米国の研究では、38℃以上の発熱3.8%、倦怠感30.2%、頭痛18.9%、筋肉痛11.3%と報告されており、副反応の頻度は初回接種の頃より低くなっています(Dadhe R, et al. Vaccines 2026)。
最も懸念される副反応はアナフィラキシー反応などのアレルギー反応です。アレルギーの原因と考えられているのは、両方のワクチンに含まれているポリエチレングリコール(PEG)です。PEGは、一部の注射、下剤や、化粧品などに含まれる成分であり、アレルギーがなければ人体に使用しても有害なものではありません。
アメリカ疾病管理予防センター(CDC)はPEGやポリソルベートなどのPEG誘導体にアレルギーのある人はmRNAワクチンの接種を控えるよう推奨しています。実際には、およそ100万回接種あたり数回(約5回)程度の頻度でアナフィラキシー反応が報告されています。インフルエンザワクチンなど一般的なワクチンのアナフィラキシー反応の頻度は「100万人に1人」程度とされていますので、それと比べると頻度は高いと言えます。しかし、例えばペニシリンという抗生物質では5000人に1人くらいの頻度で重度のアレルギー反応が起こりますが、それに比べれば決して頻度は高くありませんアレルギーをお持ちの方は、接種するかどうか医師と相談して決めて下さい。
また、mRNAワクチンでは頻度はごく稀ですが、主に若年男性で心筋炎・心膜炎を疑う事例が報告されています。多くは軽症で回復しますが、接種後数日以内に胸の痛み、動悸、息切れなどが現れた場合は速やかに医療機関を受診してください。国内の副反応疑い報告制度では、2024年4月〜2025年12月の約992万回の接種のうち、医療機関から報告された副反応疑いは0.0007%(100万回接種あたり7回程度)でした(第111回厚生科学審議会 副反応検討部会、2026年4月)。国内外の複数の疫学研究で、接種後の全死亡リスクの増加は認められていません(VENUS研究ほか)。
よくあるご質問
- Q. オミクロン株対応ワクチンは、インフルエンザワクチンと同時に接種できるのですか。
- A. 新型コロナウイルスワクチンは、インフルエンザワクチンと間隔を空けずに同時接種が可能です(港区の令和8年度定期接種でも同時接種が案内されています)。関連学会も、流行シーズン前の早いタイミングでの同時接種を勧めています。
- Q. 以前と異なる種類(メーカー)のワクチンでも接種できますか?副反応は強くなりませんか?
- A. はい、問題ありません。現在の定期接種・任意接種は「毎年1回、その年の流行株に合わせた最新のワクチンを接種する」ものであり、これまでに接種したワクチンの種類や回数を問わず接種できます。過去の交互接種(異なる種類のワクチンを続けて接種すること)の研究でも、抗体の上昇は良好で、副反応の頻度も同じ種類を続けた場合と差がなかったことが報告されています。また、追加接種の副反応は初回接種と同程度かそれ以下とされています。
- Q. 追加接種は副反応が強いのですか?
- A. 3回目以降の追加接種の副反応に関しては、初回接種で報告されたものと同程度とされています。また、交互接種と同種接種(初回接種と3回目接種で同じ種類のワクチンを使用すること)で差が無かったと報告されています。
- Q. 新型コロナウイルスワクチンの効果はいつまで続きますか?
-
A. オミクロン株の出現以降、発症予防効果は変異株の影響もあり接種後数か月で減衰することが報告されています(Moore M, et al. Vaccine 2025)。一方で、入院などの重症化予防効果はより長く維持され、英国では高齢者で1年以上の入院予防効果が示され、国内のVERSUS研究でも秋に接種した場合の入院予防効果が翌年夏まで持続することが示唆されています。このため、インフルエンザワクチンと同様に、毎年流行株に合わせた最新のワクチンを年1回接種することが基本となります。なお、米国・英国・カナダ・オーストラリアでは高齢者やハイリスク者に年2回の接種が推奨されており、日本感染症学会等も、基礎疾患のある方や免疫不全の方は秋の定期接種に加えて春の任意接種を行うことを選択肢としています。ご自身の中和抗体がいつまで保持されているか気になる方は中和抗体検査をお勧めします。中和抗体が高ければ絶対に感染しないことを保証するものではありませんが、感染予防を心がける上で有用な指標と考えられます。中和抗体検査の詳細については別ページをご覧ください。
- Q. ワクチンを接種すれば感染対策は不要になりますか?
- A. いいえ。引き続き基本的な感染対策を継続して下さい。
- Q. 妊娠中、授乳中ですがワクチンは安全に接種できますか?
- A. 妊娠は、重症COVID-19発症のリスク因子になります。また、妊娠中にCOVID-19に罹患することで、早産などのリスクが上がる可能性があります。現在では世界中で多数の妊婦への接種データが蓄積され、mRNAワクチンは妊娠中のどの時期でも接種でき、母体の重症化予防に加えて、胎盤を通じた移行抗体により生後間もない乳児を守る効果も示されています。日本産科婦人科学会等も妊婦への接種を推奨しています。授乳中の接種についても安全性に問題はなく、mRNAワクチンが乳児に影響することは考えられません。日本産婦人科感染症学会および日本産科婦人科学会 のホームページもご参照下さい。
- Q. 基礎疾患があっても、ワクチンは安全に接種できますか?
- A. 基礎疾患によっては、重症COVID-19のリスクになります。そのため、過去にアレルギーの既往がなければ、基礎疾患がある場合にはむしろ積極的に接種していただくのが望ましいです。
- Q. ワクチンの接種に費用はかかりますか?
- A. 65歳以上の方、および60〜64歳で対象となる基礎疾患のある方は、予防接種法に基づく定期接種(B類疾病)として、毎年秋冬に1回、公費の助成を受けて接種できます(令和8年度は令和8年10月1日〜令和9年3月31日。港区民は無料)。それ以外の方(12歳以上)は自費での任意接種となります(当院:16,000円・税別)。
- Q. 以前にCOVID-19に罹患しています。それでもワクチン接種はしたほうがいいですか?
- A. COVID-19は一度罹患しても数ヶ月後には再感染する可能性が示されています。また、免疫がいつまで続くのかわかっていませんので、以前にCOVID-19に罹患していても、ワクチン接種は推奨されます。オミクロン株感染後の再感染予防効果は時間とともに低下し、1年以上経過するとほぼ消失することが報告されています(Chemaitelly H, et al. Nature 2025)。過去にCOVID-19に罹患した方も定期接種の対象です。最近感染した場合は、感染後3か月程度接種を延期することも可能ですのでご相談ください。
- Q. 他のワクチンと一緒に接種することは可能ですか?
- A. 現在、新型コロナウイルスワクチンはインフルエンザワクチンと間隔を空けずに同時接種できます。肺炎球菌ワクチンや帯状疱疹ワクチンなど他のワクチンとの同時接種も、医師が特に必要と認めた場合に可能です。ご希望の方は予約時にご相談ください。
- Q. 接種後に副反応が起きた場合には、どのように対応すべきですか?
- A. ワクチン接種後の副反応で発熱症状が出る場合、適宜解熱剤を内服して下さい。医師から処方を受けるか、薬局で購入されても構いません。その他、気になる症状が持続する場合は医療機関を受診してください。副反応についてご心配なことがあれば、東京都新型コロナウイルスワクチン副反応相談センター(03-6258-5802)をご活用下さい。
【主な参考資料】
・厚生労働省:2026/27シーズン向け新型コロナワクチンの抗原組成について(第4回 製造株について検討する小委員会 資料1、2026年5月26日)
・厚生労働省:2026/27シーズンの季節性インフルエンザワクチン及び新型コロナワクチンの供給等について(第40回 研究開発及び生産・流通部会 資料1、2026年8月26日)
・厚生労働省:第111回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会 資料1-4(2026年4月22日)
・日本感染症学会・日本呼吸器学会・日本ワクチン学会:2026年度の新型コロナワクチン定期接種に関する見解(2026年9月1日)
・港区:令和8年度高齢者新型コロナウイルス感染症予防接種(2026年9月9日更新)
・ファイザー株式会社 プレスリリース:オミクロン株XFG変異株対応「コミナティ筋注シリンジ12歳以上用」製造販売承認取得(2026年8月17日)
・Hansen CH, et al. Lancet Infect Dis 2026;26(7):e269-e270 / Maeda H, et al. Vaccine 2026;80:128544 / Dadhe R, et al. Vaccines 2026;14(4) / Green R, et al. Nat Commun 2025;16:10326 / Chemaitelly H, et al. Nature 2025;639:1024-1031
